こんにちは!ともいまです。
「留学に行く!」と決めたら、さっそく取り掛かってほしいことがあります。
それは、「英語の勉強」です。
「えっ?留学に行くんだから、別に行く前に勉強しなくても、
行けば話せるようになるでしょ?」
もしあなたがそう考えていたら、
かなり危険です!
確かに海外に行けば使う言語は英語になるので、
日本にいる以上に使う機会は多くなります。
例えばカフェに行って注文をするとき、
ホストファミリーと会話をするとき、
語学学校の先生やスタッフと話をするときなど、
当たり前ですが、英語でコミュニケーション取る事が
基本です。
ですが、「行けば話せるようになる」という考え方は
捨てた方がいいです。
なぜなら人によっては、
「行っても話せるようにはならない」からです。
どういうことか、解説していきますね。
この記事が、[留学に行く!」と決めたあなたの参考になれば嬉しいです。
海外に行けば、自然と英語を話せるようにはならない!
「海外に行けば自然と英語が話せるようになるよね?」
残念ながら、なりません。
恐らく多くの人が最初は語学学校に入り、
英語習得を目指します。
その時に最初に「レベル分けテスト」を受けます。
この「レベル分けテスト」
内容は学校毎に差はありますが、
ほとんどの語学学校で必ずと言っていいほど、受けさせられます。
だいだいオリエンテーションの日か、授業の初日に受けます。
私の場合は、初日のオリエンテーションのあとでした。
内容は筆記試験とスピーキングテストの2種類。
結果は次の日、授業が始まる前に自分でスタッフに聞きに行き、
レベルと教室を教えてもらいました。
授業で使うテキストも、この時にもらいました。
そして、この「レベル分けテスト」がその後の
語学学校生活を大きく左右するといっても過言ではありません。
なぜか?
それは、自分のレベルによってクラスメートの国籍が変わるからです。
語学学校のクラスわけは、だいたい5つのレベルにわけられます。
Elementary(初心者)
↓
Beginner(初級)
↓
Pre-Intermediate(準中級)
↓
Intermediate(中級)
↓
Upper-Intermediate(中級上)
↓
Advanced(上級)
学校ごとにクラス分けの違いはありますが、
ほとんどの学校が5~6ぐらいのレベル別に分かれています。
このクラス分けテストでElementaryもしくはBiginnerに入ってしまうと、
クラスメートのほとんどが日本人になってしまいます。
逆にIntermidiate以上だと、クラスメートの国籍は
南米・ヨーロッパが大半となり、国際色豊かなクラスになります。
実際、私が語学学校に通っていたとき、
私と同じように仕事を辞めて留学に来た社会人の人がいました。
その人は仕事で英語を使う機会がまったくなく、
また仕事自体も忙しかったため、
出発前に英語を勉強する時間がなかったそうです。
そして、クラス分けテストでは下から2番目のBeginnerに。
13人のクラスメートが全員日本人という環境でした。
いくら海外の語学学校に通っているからと言っても
クラスメートが日本人だと日本語を使います。
授業中は英語で頑張って話をしようとしても、
このレベルだと文章を組み立てることが難しく出来ない人も多いので、
結局授業中も日本語が中心となってしまいます。
その人は必死に勉強し、レベルを上げて
最終的にはIntermidiate(中級)に到達して学校を卒業していきました。
このようにあなたが入ったクラスによっては、
英語よりもむしろ日本語を多く使う。
自分の周りは日本人だけという環境にも繋がります。
これが、「海外に行けば英語が話せるようにならない」理由です。
「海外に行けば英語が話せるようになる」は間違いではない
そうなんです。
「海外に行けば英語が話せるようになる」と言われていますが、
これもあながち間違いではないんです。
ですが条件があります。
それが、
「スタート時点での学力」
「滞在期間」
この2つで大きく変わります。
もしあなたが、出発前からある程度英語が出来る人なら、
きっとクラス分けでもIntermidiateぐらいには入れるでしょう。
私は仕事で英語を使う機会があったので、Intermidiateからスタートしました。
クラスメートは15人の内、アジア人は私を入れて3人。
残り12人は南米・ヨーロッパからの人で、
とても国際色豊かな環境で授業をスタートすることが出来ました。
もちろん全員英語で会話します。
ですが、さきほど例にあげた日本人みたいに
仕事などで英語を使う機会がなく、
また出発前にも全然勉強してこなかったら、
クラス分けテストでは、下のクラスになる事は避けられません。
それと「滞在期間」です。
仮にあなたのレベルがBiginnerだとします。
そして語学学校の期間は3か月。
クラスメートはほとんどが日本人。
授業中も放課後も使う言葉は日本語。
たった3か月でどれだけ成長出来るのでしょうか?
よほど本人が努力しない限り、自信を持って
「英語を話せるようになった」とは言えません。
もちろん語学学校の期間は費用面の問題もあるので、
3か月しか通えないことを否定するつもりはありません。
ですが、語学学校を卒業したあと、そのまま現地に残り
「ローカルカフェで働きたい」という目標などを持っていれば、
正直厳しいです。
英語が話せない日本人を雇うメリットはありませんから(^^;
そうならない為に、たとえ学校には3か月しか通えなくても
入ったレベルがIntermidiate以上だと、
ある程度のコミュニケーションは取れるようになります。
ここで言う「ある程度」とは、
「ネイティブスピーカーの言っている事が理解出来て、質問に対する答えや自分の意見を
スピードは遅くても伝えることが出来る」です。
成長度合いは個人差があるので一概には言えませんが、
私の場合、3か月でこの状態に成長することが出来ました。
なにより、ネイティブスピーカーが話すスピードに
耳がついていけるようになります。
もし費用面で少し余裕があれば、
学校に通う期間はせめて半年あると、なおいいです。
滞在期間が長ければ長いほど、しっかり勉強する時間があるので、
たとえ下のクラスからスタートしても、レベルを上げることは十分出来ます。
ここでお伝えしたい一番大切な事は、
たとえ短い滞在期間であっても、スタート時点の学力が中級以上あれば、
英語は話せるようになるという事です。
語学習得は現地に行ってから始まるのではありません。
行く前から始まっているんです。
日本にいても英語を勉強する方法はたくさんあります。
今はオンライン英会話スクールもたくさんあって、
あなたの予算やプランで選ぶことが出来ます。
出発する前からしっかり準備をして、
有意義な留学生活を送りましょう!
時間とお金は無限じゃない
学生であればご両親が費用を出してくれるケースがほとんどですが、
社会人の場合は自分で費用を出します。
ましてや仕事やキャリアを捨てて留学に行くんです。
自信を持って英語を話せるようになりたくないですか?
堂々と英語を使い、ネイティブスピーカーと対等に会話したくないですか?
英語が出来るようになれば、その先の世界も今以上に広がります。
あなたの貴重な時間とお金。
無駄にしないように、出発前からの準備を忘れないでくださいね。
コメントフォーム